ブラームスのヴァイオリンソナタ
思いつくままに好きな曲をあげていくmy favorite songs。
ピアノ弾きなのにクラシック曲はヴァイオリンソナタから。
もちろんブラームスのピアノ曲も好きで、思い入れのある作曲家。
大学の副科で弦楽器をやることになり、そこからピアノ曲以外のものを聴くようになった。
ブラームスは交響曲や協奏曲などでは、その鬱蒼とした雰囲気が壮大に増して光のほとんど届かない森に迷い込んだ感じになるので少し身構える。
それはそれで好きなのだけど、ピアノ独奏や、ヴァイオリンソナタ、ピアノ三重奏、五重奏などの室内楽がとても好きで部屋で聴くのにはちょうど良い。
近頃のような静かな雨の日にヴァイオリンソナタは至極。
ピアノとヴァイオリンがどちらも対等で二重奏と言った方がしっくりくる。
その2年前に初めて交響曲を完成させ、創作意欲にあふれていたとされる時期。
ピアノ曲では「2つのラプソディー」を書いたのと同時期である。
2番3番はブラームスが50代前半に完成させている。
この頃ピアノ曲は書かれておらず、多くの室内楽曲や歌曲を創作している。
学生の頃に頻繁に聴いたのはオーギュスタン・デュメイとマリア・ジョアン・ピリスのCD。
ピリスの明るくて、あたたかくて、繊細なピアノの音色が本当に本当に美しい。
もう1つ、ルービンシュタインと、彼のお気に入りのバイオリニスト、ヘンリック・シェリングの演奏。
どちらも名盤。