「教本つまらない組」の進捗と「ついやってしまう」から仕組みを借りる
教室が休止していた間に教本を放置していた「教本つまんなーい組」への対策を先日考えた。
その後、順番に対策を行っている。
見える化対策
まず行ったのが、↓このようなレッスンノートを渡すこと。
レッスンノートを使っているピアノの先生は多いと思うけれど、30分のレッスン時間はあっという間で、1分でも惜しく、ノートに書く時間が確保できないのでこれまで使っていなかった。
そういう先生も多いのではないかな・・・
使っている楽譜に練習することを書き込んでいるし、内容が重複するからいらないのでは?
と思っていた。
しかし、現状を打破しなければ。
それに、コロナの影響で換気のために窓を開けなければいけなくなり、数分の間ピアノを弾くことができない。
その時間にちょうどレッスンノートを書くことができる。
書いていることは、
・宿題の曲
・練習する箇所
・練習方法
・気をつけること
そして自宅で練習した日にはシールを貼ることになっている。
これで、練習を見える化できる。
かわいいレッスンノートに喜んで、今の所とても功を奏している。
なんども指摘していた部分が1週間で直り、すぐに合格。。。
練習さえすれば、すぐに先に進めるのにね。
他の多くのことと同じく、はじめのうちは新鮮さもあって効果があるのだと思う。
続けて効果を出すことが、なにより難しい。
レッスンノートで確認して練習することが習慣になってほしい。
練習することをよりわかりやすくする(見える化する)
自分で練習したことを、または練習しなかったことをわかりやすくする(見える化する)
ご褒美を用意する
これがみんな大喜びで・・・
スーパーで買った大袋に入った飴やグミやゼリーを教室の机にドンと置いておく。
お菓子の山を見て、みんな目を輝かせている。
「合格したらどうぞ」と言うとみんな頑張る。
こうも子どもたちがお菓子が好きだとは。
お菓子の山は教室全体のデザインとして大きな役割を果たしてくれているように思う。
何か魅力的なカラフルなものが教室にある、と言うのが意外だったようだ。
そういえば、以前読んだ『「ついやってしまう」体験のつくりかた』の驚きのデザインに似ている。
日常への思い込みを破る「タブーのモチーフ」で驚かせることが、疲れと飽きを軽減してくれると言うもの。
「タブーのモチーフ」になるものの1つに「食のモチーフ」がある。
ご褒美として用意したお菓子の山は、期せずして疲れと飽きを軽くしてくれる効果があったようだ。
でもこれは、頻発しすぎてしまうと効果がなくなる。
よきところで、出すことが重要だ。
今後も生徒さんの様子を見ながら、疲れたかな、飽きたかな、というタイミングでうまく使っていこう。