正直ピアノの先生、長めにつぶやく。

ピアノ講師歴10年。教室ブログには書けない本音を長めにつぶやきます。

漫画「風の谷のナウシカ」に見る音楽の意味

ご存知ジブリ映画の「風の谷のナウシカ」。

原作である宮崎駿の漫画がを読んでいる。

コロナ禍に読むとファンタジーのようには思えないところも多々あって面白くもあり恐ろしい。

 

全7巻の最終巻に音楽が1度だけ登場する。

戦い続け疲れたナウシカが「天国」と見間違える場所で、音楽が聞こえてくる。

音楽はすでに失われた文化で「七音音階」の作曲家たちは伝説として伝えられていたが、保存されていた音楽を発見して再現する。

 

ナウシカピアノ場面1

ナウシカピアノ場面2

傷だらけになって争い続ける物語の中で再現される音楽は、はじめは喜びと安らかさそのものなのだけど、

次第に気迫を帯びる演奏は現実を突きつけてくる。

ナウシカピアノ場面3

それからこの場面が頭に焼き付いて離れない。

音楽っていつでもこういうものだよなぁと思う。

喜びと安らぎと恐怖と悲しさと全部包括してる。

音を鳴らすということが、生きている中では本来当たり前のことではない。

惰性で弾いたりイヤイヤやるものじゃない。

気が引き締まる思いと、少し答えを見たような気持ちになった。

 

 

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