発表会を終えて客観的に生徒さんたちの演奏を聴いてショックだった。
正直なところいわゆる「上手な子」が少ない。
なんとか弾ききっているけど、想いが伝わる感動的な演奏がない。
生き生きとした演奏が少ない。
これは自分のレッスンに問題があると認めざるを得ない!
これまでレッスンを成り立たせるのに必要な知識自体が足りなくて、知識を身につけることに必死で、「指導すること」に向き合ったことがなかった。
また曲が弾けることが喜びである自分と同じように、他の人も曲が弾ければピアノを続けるだろうと思っていた。
言葉にするとなんて甘く浅はかな考え!
指導力を磨くということは全然やってこなかった。
この状況は明らかに指導力不足だ。
「音楽を競う道具に使わない」「自分らしい演奏」などという耳馴染みの良い言葉を使って、指導力のなさを直視することから逃げていた。
「指導力」を調べると、目標を設定してそれに向かって指導する力のこととある。
私は目標を持つことなく、ただなんとなく目の前の曲をレッスンしている。
その場しのぎで、頼りなく、強さがなく、魅力がなく、ついていこうと思えない指導者だ。
ヴィジョンが曖昧だから多くのことがその場しのぎになっている。
ピアノを弾くことそのものの目標を掲げることができていないから、長期的なスパンでピアノを続ける子が少ない。
つまり上級まで続かない。
教室のヴィジョンを考えた時に、塾やスポーツにはない感性や想像力、心を育てたいという想いはある。そのことについては今研究中でもある。
でも感性や想像力について深掘りをしようというベクトルはすぐに働くが、それをどのように指導しようかという方向性が足りない。
これからピアノ講師として急務なのが、
教室のヴィジョンを明確にして、個々の目標を設定して、それに向けて強く指導していくリーダーショップを磨くこと。
生徒さん同士で仲良くなってお互いに切磋琢磨して、高め合えるような関係性になることを目的に仲良くなるイベントを打ってきたけれど、
期待していることは起きず、ただの仲良しグループができただけ。
目標がない場合はそれでもいいのかもしれない。
でもそれでは、長く続かないし、上達しない。
高め合える関係には到底至っていない。
ヴィジョンなし、目標なし、指導力なしの3ない教室に生徒が集まるはずもない。



