正直ピアノの先生、長めにつぶやく。

ピアノ講師歴10年。教室ブログには書けない本音を長めにつぶやきます。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

直すところは自分で、自分の言葉で書いて!

生徒さんが、譜面と違う音やリズムで弾いて体が覚えてしまって、何度指摘しても直らないということがある。 楽譜に書き込んでも読んでない。 色鉛筆で色分けしても、目印のマークを決めても、 付箋を貼っても、言葉で詳細に書いても、流れで弾いているから、…

ピアノランドマスターコースDVDコース受講開始!「勉強すればするだけ知らないことが増えていく」

私が考える現代の3大ピアノメソッドは、 バスティン 、おんぷの学校(すくすくミュージックすくーる)、そしてピアノランド。 そのピアノランドの勉強コース「ピアノランドマスターコース」DVD受講を開始した。 ピアノランドとは、ピアニストであり作曲家で…

どもるはなし言葉とピアノ、歌の力。

つっかえつっかえ話す小学1年生の生徒さんがいる。稀に同じ言葉を繰り返すこともあり軽度の吃音の症状なのかもしれない。本人は話づらそうにしたり、言葉を発しづらそうということはないので、日常生活には支障はないようだ。 その子はピアノも、話す時と同…

ピアノレッスン時の絶対的な美、絶対的な悪は何か「美学への招待」を読む

常々疑問に思っていることがある。 私が美しいと思ったことを、生徒さんがそう思わなかった時、レッスンで先に進めない、ということ。 私が絶対に正しいという説明ができないこと。 綺麗な音、汚い音、といった時に、汚い音を「好き」と言われた時に、その先…

ブロックでピアノを弾く手指に心地よい刺激と必要な力を!

引き続き、講座を受け、本を読み、新しい音楽を聴き、ピアノを弾いて、勉強をし、レッスンでアウトプットする。いいサイクルができてきている。 先日より池川礼子先生の東音企画の↓連続講座↓を受けている。 www.to-on.com 毎回一語も逃せないくらいに最高に…

導入期レッスンメソッドと並行して学びたいこと。

導入期のレッスンのメソッドを本気で勉強をはじめて、今最も気になっているのは「美学」「美意識」。 どんなレッスンをするのかは、何故その音をその音楽を美しいと思うのかということ抜きには考えられないのではないか、思うようになった。 導入期のレッス…

バッハ「インベンションとシンフォニア」のレッスンどうしよ!?【音源調査編<後半>】

↓前回↓の続きです。 akihareko.hatenablog.com * ピーター・ゼルキン 1947年生まれ。アメリカ出身。今年2月に逝去されたばかり。繊細な糸で編まれたやわらかい布を、優しく掛けてもらっているような感覚になる…。 Bach: Inventions, Sinfonia & Duets ピー…

バッハ「インベンションとシンフォニア」のレッスンどうしよ!?【音源調査編<前半>】

先日の楽譜調査編に引き続き、iTuneで聴くことが出来るバッハ「インベンションとシンフォニア」を調査。 J・S・バッハが息子の音楽教育のために書き、ピアノ学習者にはレッスンでおなじみの曲だが、内容はバッハの他の曲と同様に創意工夫に溢れている。 いつ…

音楽ってみんないつ聴くんだろ?

みんなどんな時に音楽を聴くんだろう? 自分を振り返ってみると、子どもの頃はCDをデッキに入れて、「さあ聴くぞ」という気持ちで、自室にこもってベッドに横になりながら聴いていることが多かった。今思うと毎日あんなことができるってなんて贅沢だったのだ…

「この延長線上に合格はない」渡部由記子先生から学ぶダメなことはダメとはっきり言うこと

ピアノの先生ってどんな方がいるのか調査シリーズ。 先日読んだ「やる気を引き出す魔法のピアノレッスン」の著者、渡部由記子先生の講座をピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のEラーニングで拝聴した。 www.piano.or.jp ↓著書↓を開きながら勉強する。 渡部…

「教本つまらない組」の進捗と「ついやってしまう」から仕組みを借りる

教室が休止していた間に教本を放置していた「教本つまんなーい組」への対策を先日考えた。 akihareko.hatenablog.com その後、順番に対策を行っている。 見える化対策 まず行ったのが、↓このようなレッスンノートを渡すこと。 すみっコぐらし レッスンノート…

my favorite songs 宇多田ヒカル「deep river」から繋がる名作

好きな曲をただ語るシリーズ。 今回は宇多田ヒカルの「Deep River」。 2002年に発売されたアルバム「DEEP RIVER」の4曲目に収録されている。 18年前の曲なのですね。。。 Deep River アーティスト:宇多田ヒカル 発売日: 2002/06/19 メディア: CD なんでこん…

ピアノの先生って実は話す仕事なのではないか!?魚住りえ著「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」を読む

ピアノの先生の仕事は、生徒さんをピアノの道に導く仕事。 ではどうやって? 自分で弾いて、実演して、歌って。 でも一番多い手段は、言葉だ。 何をしてもコミュニケーションがある限り、言葉の問題がつきまとう。 レッスン中に伝えたいことがあっても、うま…

魔法よかかれ〜♪渡部由記子著「やる気を引き出す魔法のピアノレッスン」

魔法みたい!と言われるレッスンがしたい。 プロの技って、素人からみたら想像を絶していて、魔法のように見えることがある。 そんなレッスンができるようになりたい。 渡部由記子著「やる気を引き出す魔法のピアノレッスン」を読んだ。 以前のセルフコーチ…

バッハ「インベンションとシンフォニア」のレッスンどうしよ!?【主要出版社調査編】

バッハ のインベンションとシンフォニアのレッスンをすることが増えたので改めて勉強を始めようと思う。 インベンションとシンフォニアといえば、ピアノを習っていると必ず通る道。 私がこの曲集をはじめた時は、「なんて譜読みが難しいんだ!!」というのが…

目指しているものを統一すること〜反抗期女子から学ぶ〜

小学5年生の女子ともなると反抗期に片足を突っ込んでいて、難しい年頃。 レッスン中に指摘をすると、明らかに機嫌が悪くなり、逆ギレ状態で音がどんどん乱暴になっていくなんてことはよくある話。 いやいや、何週間もあらゆる臨時記号を落として弾いて、キ…

ピアノ教室の個性とは?

ピアノ教室ってたくさんあるけど、人の数だけ個性があるように、ピアノ教室の数だけ個性がある。 先生の人柄や、何を目標にしているか、何に興味を持っているかということによると思うが、 ピアノ教室を探している人にはわかりづらい。 レッスンを受けてみる…

発表会の曲を決める時に基準にしていること

生徒さんの発表会の曲を決めていくのはほんとうに大変な作業だし、プレッシャーだ。 数曲用意して、最終的には好きな方を選んでもらうのだけど、その用意が大変。 簡単すぎず、難しすぎず、モチベーションアップに繋がる曲を。 発表会は本番はもちろん大切だ…