バッハ「インベンションとシンフォニア」のレッスンどうしよ!?【音源調査編<後半>】
↓前回↓の続きです。
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ピーター・ゼルキン
1947年生まれ。アメリカ出身。
今年2月に逝去されたばかり。
繊細な糸で編まれたやわらかい布を、優しく掛けてもらっているような感覚になる…。
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清水和音
1960年生まれ。
ノンレガートを多用して、現代ピアノでありながらチェンバロのように聴こえる時がある。かと思えば美しいレガートでゆったり歌う部分も。
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ティル・フェルナー
1972年生まれ。オーストリア出身。
朝露で濡れる湿った森を歩いているような、潤いを感じる音。
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中井正子
私にはとても耳馴染みがよく、すんなりと聴くことができた。
はて、昔一度聞いたことがあったのかしら?と思って調べていたら、これまでレッスンの時に勉強して参考にしていた↓こちら↓の演奏の手引きを書かれたのが中井正子さん。
テンポやフレージングを参考にしていたので曲のあり方が、自然と体に入っていたようだ。
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続いてチェンバロによる演奏を2つ
エディット・ピヒト=アクセンフェルト
1914生まれ。ドイツ出身。ピーター・ゼルキンの父ルドルフ・ゼルキンにピアノを指示した。
クリスティアーヌ・ジャコッテ
1937年スイスのチェンバロ奏者。
これだけ色々な演奏があるということがわかると、ますます指導が慎重になる。
教えるべきこと、生徒さんが感じていること、自由に解釈できること、知識として知っておくべきこと。
まだまだ奥は深そうだ。底なし・・・