スーパーポジティブ探究心の化身
「ピアノランド」の著者でいらっしゃる樹原涼子先生のこちらを読む。
読み終えて分かったこと。
樹原涼子先生はスーパーポジティブ探究心の化身、権化のような方だということ!
樹原先生の著書はすでに『ピアノを教えるってこと、習うこと』を拝読しており、その生徒への眼差しが暖かく、憧れの方である。
このようなレッスンをしたい!と思うと同時に自分とはかけ離れた超人的お人柄のなせる幻のようなレッスンと感じていたことも事実。。。
今回、樹原涼子先生の著書を改めて読んでみようと思ったのは、導入期のレッスン再考のためと、我が子のレッスンとの向き合い方に迷いがあったこと。
樹原先生の息子さんが音楽の道に進まれていることを知ったので、「ピアノの子どもはピアノの道に進まない」というよく聞くジンクスをどのように打開したのか興味があった。
強制はしない。
きっかけを与える。
集中している、好きなことをする、など子どもに望む好ましい状態は、まず親がそうしている姿を見せる。
自分の可能性をくっきりと明確に信じる。
子育てにも、レッスンにも通じる金言の数々。
とても研究熱心で、前向きなお人柄がにじみ出ている。
その中でも衝撃的だったのが、最後の章に出てくる「人は不幸にはなれない」というお話し。
最初に読んだ時には「ん?どういうこと?」といまひとつピンと来なかったが、自分の状況に当てはめたり、いろんな角度から考えてみたら、「あ、そういうことか」とストンと納得できた。
そしてそれはすごい発見だった。
今朝、朝ごはんを食べながら我が子にも話す。
人は不幸にはなれない。
どのように納得して響くかは、人それぞれだと思うので、是非色んな方に読んでいただきたい。
ネガティブに陥りがちな私さえも、ポジティブになれそうな気がする。
いや、ポジティブでいられないはずがない!!
と思わされてしまう、パワーを感じる文章だ。
読んで良かった。
セミナーが楽しみ。