自分の身体について知りたい。
先日は脳科学の本を読みましたが、その時に一緒にアレクサンダー・テクニークについての本を購入しました。
アレクサンダー・テクニークについては、言葉としては聞いたことはあるけれど、本を読んだりワークショップを受けたことはありませんでした。
自分の身体と向き合うメソッドなのかなーというぐらいの印象。
手に取ったのはドイツ・アレクサンダー・テクニーク指導者協会認定講師でいらっしゃる森朝さんの著書「ピアニストのためのアレクサンダー・テクニーク」です。
何も知らない私でもわかりやすく、読みやすい文章で、アレクサンダー・テクニークの入り口に立てたような気がします。
自分の身体を触りながら、立ったり、座ったり、、、へぇ!と驚きの声をあげながら読みました。
何より、著者の森朝さんの音楽とピアノへ向かう真摯な姿勢が感じられる柔らかな一冊でした。
アレクサンダー・テクニークのことがちょっと気になるなーという方の最初の一冊としておすすめです。
私なりに感じたポイントを紹介します。
【目次】
え、この骨、そうなの?
まず、自分のことなのに見えない骨。
私は全然間違って認識していました・・・・
もしかしたら生物か保健体育とかで勉強したのかしら。
「くるぶしは、足のスネの骨の終わりの部分」って、常識なのかしら。
え!?そうなの!?
と自分のくるぶしをまじまじと見てしまいました。
そんな発見が随所にあります。
そう思って立ってみると、身体の感じが全然違う。
そうか、そうだったのか・・・
骨のことは知らないことがたくさんありました。
もしかしたらどこかで学んでいたのかもしれませんが、
わかりやすい解説で、すんなり理解ができました。
頭と脊椎のバランス
ここの自然なバランスをアレクサンダー・テクニークではプライマリー・コントロールというそうです。
自然なバランスを取ることで脳への血流がよくなり、私たちの活動全体の室に大きな影響を与えているとのこと。
「身体の仕組みについての知識と、それに基づいた意識の積み重ねにより、バランスのとれた自然な身体の使い方を」できるようになるとのこと。
ふむふむ。
イメージがあって身体が動く
音楽のイメージが頭の中にあり、それをスムーズに体全体の動きを通してピアノに伝え芸術を実現する。
身体の仕組みと操作についてバランスがとれたとしても、音楽のイメージが乏しくては、スムーズに身体は動いてくれない。
「弾かなくては」や、
動きを「やろう」「起こそう」
と思っている時は音楽のイメージが薄い時。
身体のバランスがとれていれば、音のイメージに従って身体の動きが「動く」のだという。
あくまで、音楽のイメージを明確にすることありきだ。
本当にその通りだな、と首をブンブン縦に振りながら読みました。
アレクサンダー・テクニークは一生をかけて探求していくほど奥が深いもの出そう。
普段の身体のあり方から意識していきたいと思います。