ピアノ教室は長めの夏休みをもらっている。
この休みの期間は気になっていた本を数冊読む。
その中でダントツに面白かったのが千葉雅也著「勉強の哲学」だ。
今年読んだものの中でいちばん面白かった。。。
読みながらワクワクした。
もっと早く手に取ればよかった。
現時点で「わかった」と思えるものは半分ぐらいだったけれど、とても刺激的な読書だった。
前半は「言語」について語られる。言語は深く勉強することの鍵となる。
ピアノを教える立場として最近感じていた言葉の重要性と繋がるところがあり、言葉にこだわって間違いはないし、そこに終わりはないと言うことを改めて感じる。
後半のワークや自己分析をすると、今後自分が学びたい方向性がクリアになっていく。
ブログ開始当初の目標である自分自身の音楽を見つける手がかりにもなりそうだ。
何かを勉強している人には、その勉強を進める手を一旦休めてでも、読む価値がある。
ピアノの先生という、音楽の勉強を支える立場でありピアノの専門家でもある人間にとっては必読書だ。
本文より抜粋。
「勉強するにあたって信頼すべき他者は勉強を続けている他者である」