少し前から課題にしている「リズム感」。
直視すればするほど、ひどい私のリズム感。
「音楽のリズム」は色々な側面があるけれど、
リズム感を強化したいと思ったのは、アンサンブルを心から楽しみたいからということがそもそもの出発点だった。
アンサンブルの録音を聴いて、あまりのひどさダサさに愕然としてから、リズムやテンポのことが気になって曲に集中できない。
それ以来リズム強化期間と思って、メトロノームを使って練習を増やしている。
もちろん、メトロノームに合わせて弾ければ良いアンサンブルができるかというと、それはまた別問題。
ただ、まず基礎が欠落しているような気がして、まずはメトロノームからと。
そこで、不思議だったというか、情けないことなのだけど、一定の等間隔で音を刻むことさえできていない。
なんで、等間隔に刻むことさえできないのか!!っていうか、どうしてできる人はできるのか?できる人すごすぎる。目に見えないからすごく難しく感じるのだけど。
例えば、1秒ごと(BPM60)に手を叩いたとして、それが急に2秒に一回(BPM30)になったら気がつくことができる。
でもほんの少しだけ遅れる(BPM 58)とかになると気がつくかどうか怪しい。
と考えると、感度や精度をあげるということなのかしら。
自分が確実に気がつく誤差が今の所BPM10の単位だったとしたら、
それをBPM1、2あたりの違いにも気がつくレベルに上げていく。
また、聞いていて気がつく誤差と、弾いているときに気がつく誤差にも違いがある気がする。
弾いている方がいろんな要素に影響を受けて、より鈍い感覚。
精度の問題と捉えると、
絵を描く人が、デッサンを繰り返すことで見えるものの制度をあげていくような、
文章を書く人が、使える言葉が増えて状況をより細かく表せるような状況と似ていると考えることもできるか。
語彙を増やすかのように、リズムの精度も上げることができるのかもしれない。
というか、リズム感が悪いという一つの原因は、リズムを感じる精度の問題なのか!
そう思うとあるきっかけで急激に良くなるものでもなく、日々の積み重ねで、酷い状況が抜け出せるかもしれない。
現に、前回あちゃーと思ってから少しずつではあるけれど、前進しているような気はしている。
日々積み重ねていくのみ。まだまだ先は長い。