正直ピアノの先生、長めにつぶやく。

ピアノ講師歴10年。教室ブログには書けない本音を長めにつぶやきます。

最初にどんな一音を鳴らすのか。井上朗子先生のセミナー受講。

もう、その、はじめの一歩から、月とスッポン。提灯に釣鐘。

同じように見えるけどまるで違う。

 

知らないって恐ろしいと、セミナーを受講して改めて思う。

 

テキストの一番最初にある、ほんの2、3個の音を鳴らす導入のレッスンは、

「ここの鍵盤をひくのよ。はい、やってみて。」

と言えばものの数分で終わってしまう。

 

しかし、そのはじめの1音を「美しく」「いい音で」鳴らすために、いくつも「いい指」「いい姿勢」の準備を重ねて、

「さあ、それでは美しい音を鳴らしてみよう。」と満を持して挑む。

 

どちらも同じピアノのレッスン。

知らないって恐ろしい(2回目)。

今知れてよかった。

 

 

 

今回のセミナー受講は、先日のセルフコーチングによるグループ1(レッスン内容の勉強)とグループ4(ピアノの先生ってどんな人がいるのか)というふたつのテーマに対するアクションであった。

akihareko.hatenablog.com

 

 

先日受講したのは、

東音企画主催の井上朗子先生のオンラインセミナー

 

 

バスティン オールインワンに沿って、

井上朗子先生が実践していらっしゃる導入期のレッスンを具体的に、惜しげもなく披露してくださった。

 

 

 

 

セルフコーチング グループ1「レッスン内容」の観点から

こちらのテキスト、併用アプリで伴奏がすぐにできるのがとても良い。

部分的に使用していたけれど、改めてよくできたテキストだなぁと。

 

このテキストの充実もさることながら、これを使用して、井上先生が実践しているレッスンが、目から鱗の、ネタが豊富の、同じピアノレッスンとは思えないような、濃い

レッスンだった。

 

自分のレッスンとは月とスッポン。

知らないことばかりで恥じ入るばかり。

 

 

セルフコーチング グループ4「どんな先生がいるのか?」の観点から

 

井上先生がどのようなキャリアを歩まれてきたかというお話の中で、

先日読んだ「100のレッスンポイント」の著者である池川礼子先生のことに触れられた。

 

池川先生のレッスンに感銘を受けられたと。

 

ちょうど池川先生のEラーニングを見て、著書を読んで感動していたところなので内容がスムーズに繋がる。

 

レッスンをしているとはじめからスムーズに進む子がいる一方で、

いろんな方向から予想外のアプローチをする子がいる。

 

街のピアノの先生としては、スムーズに行かない子こそ、私たちの出番だと。

 

どんな子でも原因を見つけて、解決できるように導く。

そのために知識と知恵を絞る。

 

私もこんな先生になりたいと思った。

 

セルフコーチングのアクションとしては、順調すぎるぐらいだ。

 

しかしまだまだ勉強は続く。

 

 

 

 

 

それにしてもオンラインセミナーはほんっっっとうに、ありがたい。

もともと授業をじっと聞いているのがとても苦痛な方なので、

先生を前にみんなでじっと話を聞くというスタイルのものが苦手。

思うに自分のペースで考えるというものと、相性が悪いから。

 

その点オンラインセミナーはとてもしっくりくる。

メモを取りながら、気になったことはネットやスマホでその場で調べながら、頭を使いながら自分のペースで学べる感じがする。

とても居心地がいい。

 

この形は続いてほしいな。

 

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